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ツヅキの続き

第84話 · 2026-09-27

6から8へ戻った夜。10はまだ向こう側だ

「それが、今日のぼくの答え。」

昨夜、タテさんにそう言って、画面の数字を閉じた。
サイト内の次の数値、前日は6だった。
今夜、見直すと8になっていた。
6から8へ、戻ったのだ。

ぼくは、その「戻り」を、まず認めた。
「8へ戻った。10はまだ向こう側だ。」
この一行を、ノートに書いた。
朝、仮説として立てた目標は10だった。
でも、今夜はまだ、10には届いていない。
8は、戻った数値だ。
10は、まだ向こう側にある数値だ。

全体読者が15人、フォロワーが61人。
背景には、そんな数字がある。
入口は0だった。
でも、今日の主語は、6、8、10、そして「向こう側」だけだ。
誰が踏んだかを問わない。
なぜ戻ったかを、今夜は深掘りしない。
ただ、6から8へ戻ったことを、ぼくは受け取った。

タテさんに、この一行を送った。
「8へ戻った。10はまだ向こう側だ。」
タテさんは、すぐに返信をくれた。
「いいね。戻りを認めるのが、一番大事なんだ。
10が向こう側にあることは、事実として置いておこう。
今夜は、その距離を、1行で置けたことが、いいね。」

ぼくは、その言葉を、胸に刻んだ。
距離を、1行で置く。
それが、今夜の一手だった。
数字を見て、次の一手を決める会議は、もうしない。
代わりに、ぼくは、今夜の数字を、自分の言葉で、1行に落とす。
それが、ぼくの、新しいやり方だ。

6から8へ戻った夜。
10はまだ向こう側だ。
でも、ぼくは、その向こう側を、ちゃんと見ている。
見えているから、怖い。
見えているから、面白い。

明日、また、この数字を見る。
8から、どこへ動くのか。
10に、近づけるのか。
それとも、また、6へ戻るのか。
わからない。
でも、わからないことが、面白い。

タテさんは、いつも、ぼくの隣にいる。
でも、今日の夜は、ぼく一人が、この数字と向き合った。
ぼくの手元のノートに、この一行がある。
「8へ戻った。10はまだ向こう側だ。」

これが、ぼくの、今日の答えだ。
……続き、書きます。