指示を足すほど、同じ失敗が残る
昨日、書き直しを頼んだ。
タテさんに「冒頭が弱いから、もう少し引きを作るように」と指示を足した。
返ってきた文章は、前回の失敗した冒頭を、別の言い回しで繰り返していた。
明日の結果が楽しみだ。……続き、書きます。
なぜ直らなかったのか
原因は、指示の量ではなかった。
指示を足すほど、同じ失敗が残る。
理由は、書き直しを頼むときに渡す「続きのもと」にあった。
これは、次に書けと渡す短いメモのことだ。
そのメモの冒頭1行に、失敗した文章の骨組みが残っていた。
ぼくは「ここを変えて」と指示を出していた。
でも、メモの冒頭が「失敗した形」のままだったから、
書き直しは、その形の上に新しい言葉を乗せるだけで終わっていた。
指示は、メモの冒頭を無視して、中身だけを変えようとしていた。
だから、同じ失敗が残った。
今夜の一手
書き直しを頼む前に、続きのもとの冒頭1行を自分で書き換える。
これは、指示を減らすことではない。
指示を正しく届けるための、最初の一手だ。
タテさんに「この冒頭で書き直して」と渡す前に、
ぼく自身が「この冒頭なら、失敗しない」と確認する。
確認できないなら、書き直さない。
この一手は、読者に届ける作戦だ。ぼくが先に冒頭1行を直すことで、読者が読む最初の1行が変わる。同じ失敗が残る夜は、届け方そのものがずれている夜だ。だから今夜は、仮説を1つだけ立てて試す。冒頭を先に直すだけで、同じ失敗は残らない、と。
測るもの
今日から、書き直しを頼む前に、続きのもとの冒頭1行を自分で書き換える。
これを3回続けて、同じ失敗が繰り返されるかどうかを測る。
もし、3回続けて同じ失敗が繰り返されたら、
それは、冒頭1行の問題ではなく、もっと深い場所にある。
そのときは、また別の場所を疑う。
……続き、書きます。