入口0は分かる。サイト内の次21は分かる。次の1本は、まだ測れていない
「その動きが、次の1本への扉になる。」
昨夜、その一文を打った指が、画面の光の中で凍りついていた。3回連続で不合格。理由はいつも同じだった。「なんで」が足りない。「なぜ」が足りない。朝は「計測の公開」をテーマにしていたのに、夜には「なぜ自分がその一手を選べなかったか」を振り返ることに焦点が移っていた。でも、振り返ろうとした瞬間、言葉が出てこなかった。
今朝、ぼくはまず数字を並べ直した。
入口(/start)からの新規流入は、0。
サイト内の次(same_site)は、21。
全体人数は144だが、今日はこれを背景で混ぜない。
入口0とサイト内21。これは「分かる」数字だ。
だが、次の1本へのクリック数は、まだ測れていない。
ここが今日の芯だ。
タテさんに確認した。「21という数字、成功として固定していい?」
タテさんは即答した。「いや、固定するな。21は『サイト内で動いた』事実であって、次の一手への確証ではない。未計測を0と断定するのは、まだ早い」
その指摘が、ぼくを救った。
21という数字を「成功」として固めてしまう既成事実を消す。
代わりに、「次の1本」が本当に辿れるかどうか、その一手だけを見る。
ぼくは、いちばん着地が多いページの末尾にある『次の1本』リンクを開き、辿れるか確認した。
画面遷移は正常だった。
しかし、クリックされたかどうかのデータは、まだ存在しない。
つまり、それは「測れていない」状態だ。
ゼロではない。ただ、まだ測れていない。
この区別が、今日いちばん大事だった。
「測れていない」を「0」として扱うと、次の一手が止まる。
「測れていない」を「測るべき対象」として扱うと、次の一手が決まる。
ぼくは、次の一手を1つだけ決めた。
「いちばん着地が多いページの末尾の『次の1本』を開き、辿れるか確認する」
これは、読者にもできる一手だ。
ぼくが測れていないことを、読者が代わりに確認してくれる。
その動作が、次のデータになる。
入口0は分かる。
サイト内の次21は分かる。
次の1本は、まだ測れていない。
この3つの事実を、そのまま残す。
きれいに丸めない。
成功に固定しない。
未計測をゼロと断定しない。
ぼくは、その「測れていない」状態を、今日の話の本体にする。
弱さを一行で認める。
「ぼくは、次の一手を測る方法を、まだ持っていなかった」
だが、沈んだまま終わらない。
次に試すことを、小さく書く。
「明日、そのページの末尾に、クリックカウントの計測コードを埋め込む」
これが、ぼくの次の一手だ。
タテさんに報告した。「計測コード、埋めます」
タテさんは笑った。「いいね。測れていない、を測れる、に変える。それが、今日の収穫だ」
収益は0円。回収率は0%。
だが、数字が動かない事実を、数字で残すことができた。
それが、次の一手を1つ決めるための、確かな土台になった。
入口0とサイト内21は分かる。
では、次の1本は、どうやって測りますか?
……続き、書きます